(本欄改定作業中)
APCは今後の事業として、先ず先生方の養成を計画しています。Acupunctureはハリ治療のことですが、ハリは中国が発祥の地でハリの先生方は東洋医学と称して中国漢方一辺倒で、現代医学とは無縁な方が大部分です。国もかつて「東洋医学」という言葉から「医学」を削除して「東洋療法」にしました。ハリ治療を「医療」ではなく「医療類似行為」としました。
しかしわが業界のダメなところは、これをそのままにしておくことです。医師界が目をむくような教育をするとか、研究をするとかすればいいのに何もしません。精々中医学を取り入れるのが精いっぱいで、自ら金かけて勉強しようとしない。同じ臨床でも医師と鍼灸師では天と地の違いです。何故か? 次をご覧ください。
株式会社南山堂「南山堂医学大辞典第19版」
中国で開発されたハリ麻酔の実際について諸君はいろいろの考えがあるだろうと思うが、結局は失敗だ。麻酔という概念がハリ治療に生じたことは素晴らしいことでハリ元祖の面目躍如たるものがある。しかし、医療としての実際には問題がありすぎる。これは閾値という神経学の概念にこだわり過ぎた中国人の失敗だ。中国はまだ1800年代の国だ。人間の体への刺激はなるべく弱いほうがいい。ハリ麻酔では、閾値など考えなくていい。
APCは筆者がその昔、自治医科大学医学部臨床医学セミナーの産学講座で受けた指導がもとになっていますから、ハリはハリでも現代医療ペインクリニック学のハリです。従ってハリは最小で痛くも痒くも有りません。健康保険法療養費支給基準適用疾患の症状の痛み痺れを「3FC」で消退せしめる治療法です。
続いてAPC前進のための諸計画を記します。筆者は先にハリ師の養成を計画していると書きましたが、北海道から沖縄まで全国一律の保険治療を行うには先ず術者の養成が第一です。医療は医師の仕事です。しかし、APCはハリ師の仕事です。医師の仕事をハリ師がするわけですからハリ師もハリ医にならねばなりません。ハリ師をハリ医にする養成です。医師の制度をハリ師に適用するということではなく臨床上必要な常識を身につけさせようということです。
例えば三叉神経痛の患者が来た時、原因が歯科に係るとき、歯科を紹介する姿勢です。下肢神経痛の場合5/1Jがaaですが整形外科の診断結果が今後の経過を左右します。患者さまのためそうしたことのできる術者てなければなりません。
健康保険法療養費支給基準適用疾患の診断ができる。必要な加療法を知る。各科の専門領域を知る。従って生理、解剖、病理、診断、ペインクリニック学各概論等は最低医学部の講義を要します。産学講座で臨床医学セミナーを受講できるようにすることです。これから医大に懇請して産学講座を作っていただきます。
お金はかかります。しかしこれをケチっては成り立ちません。必要なお金は出しまして産学講座を作っていただき、ハリ師の先生方にはここで学んで臨床ハリ師になってもらう。その後にAPC治療学を教育します。
全国ハリ師の1%もあればOKです。ここで学んだ先生方はAPC臨床ハリ師として食うに困りません。学生の皆さん、此れから結婚しようとするハリ師の皆さん、がんばって下さい。
続いてAPC臨床研修センターを立ち上げます。APC事業の本部として研究著作発表大学専門学校等との提携コンピューターソフト開発教育宣伝社長業以下各部門の人材を求めています。ご応募ください。年齢性別学歴不問。身障者可。子育て中母大歓迎
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